『ガリア戦記 (まんがで読破)』

林田力

『ガリア戦記 (まんがで読破)』は、ユリウス・カエサル『ガリア戦記』の漫画版である。ガリア戦記の記述を、そのまま漫画化したというよりも、ガリア総督時代のカエサルを漫画化した形である。このため、元老院との対立など当時の政治的背景が理解しやすくなっている。

本書は当然のことながらカエサルの視点で書かれている。カエサルは独裁者と非難されるが、この時代の民主主義は既得権益保持者のためにあり、平民のためにはなかった。故に平民が独裁者を支持することも理にかなってしまう。これは現代の民主主義にも当てはまる危険がある。人類は大して進歩していないのかもしれない。

ガリアはローマに征服された。ガリア戦記はカエサルの英雄的な成果を宣伝するために書かれたものであるが、本書から感じたガリアの最大の敗因はガリアの住民が部族に分かれてバラバラであったことである。ガリアの部族にはローマと同盟するものもいた。

しかし、「だから民族統一しなければならない」は短絡的で乱暴である。同じ民族の中にも支配、抑圧、搾取は生じうる。部族に分かれて強力な統一国家を持たないことも一つの知恵である。ギリシアの都市国家ポリスの連合が強大な中央集権国家ペルシアを打ち負かした展開を理想としたい。

ローマ社会の負の側面として奴隷制がある。征服された民は奴隷とされ、悲惨である。本書には、その種の記述はない。文字通りの勝者の歴史である。原著への忠実さを目指すならば書く必要はないが、ローマ史の概説書ならば触れても良かった。


林田力


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